能力発揮のコツ その7:立ち直りのはやい心を作って、自分の経験全てを活かす
こんにちは、能力発揮.com 代表の後藤です。
能力発揮するうえで、立ち直りがはやい心を作って自分の経験全て活かすことはとても重要です。立ち直りがはやい心を作って、自分の経験全てを活かせるようになると、自分の良い部分や悪い部分などのありのままの自分を受け入れて、自分らしく能力発揮しやすくなります。というわけで今回が下記のようなトピックでコラムを書いていこうと思います。
今回のトピック
- 立ち直りのはやい心を作るとなぜ自分の経験全てを活かせるになるのか?
- 私が立ち直りのはやいこころを作ろうと思ったきっかけ:鉄の心を作ろうとして失敗した私
- 立ち直りの早い心の作り方とは?楽しいことも、辛いことも全部感じよう!!
□立ち直りのはやい心を作るとなぜ自分の経験全てを活かせるになるのか?
立ち直りのはやい心を得る最大のメリットは自分の経験全てを活かしやすくなることです!!なぜなら自分の結果が出たことも、失敗して結果が出なかったことも、その両方をありのままの自分として受け入れることができるようになります。その結果として、自分の成功事例や失敗事例の両方を受け入れることができ、自分の中で両者が経験として蓄積され、それが自分の引き出しとなり、能力発揮する上でのよい材料となるのです。
立ち直りのはやい心がどういう状態かというと、水面のように心が穏やかな状態ではありません。立ち直りのはやいこころとはたとえ失敗して凹んでも、すぐに復活するイメージです。そのため失敗した時の残念な気持ちが長引かず、今までよりも問題解決に意識が向やすくなります。しかし決して我慢をしているわけでもないので、残念な気持ちが蓄積されずに精神的にも肉体的にも負荷が少ないです。
また楽しさにも意識が行きやすいのが立ち直りのはやい心の特徴だと思います。例えば、なにかのトライをして失敗が続いても、その中で自分の私的好奇心を刺激するようなことに敏感に反応しやすくなります。そのため、失敗に凹みつつもその中での新たな発見や気づきに楽しみを見つけ、結果として長期的に何をやり通すことができる状態になります。
このように失敗などの辛いことも、自分の私的好奇心を刺激することも、フラットに扱えるので、自分の経験全てをデーターベースとして扱えるようになるため、結果として自分の経験全てを活かしやすくなるのです。
□私が立ち直りのはやいこころを作ろうと思ったきっかけ:強いの心を作ろうとして失敗した私
私の場合ですが、おそらく立ち直りのはやい性質は前々からあったのですが、立ち直りのはやい心をはじめから目指していたわけではありません。当初は何者にも負けない強い心を求めていました。が、みごとに大失敗しました・・・。
私の父は会社を経営しておりました。私はその家の長男なので、なんとなく将来的にはその会社を継がないといけないのだなと幼心に思っていました。大学院生の時に就職活動する際は、将来父親の会社を継ぐのに有利になる会社に就職しようと思っていました。と同時に「故郷に錦を飾る」みたいにちょっとした大企業に行って、その企業から大口の仕事を獲得して故郷に凱旋するみたいな夢も持っていました。そうたるためにはどうするか?そうだ強くなろう!!何者にも強い心を持って仕事に取り組んで故郷に錦を飾るんだと思うようになりました。しかし現実は厳しかったです。明らかに相手に責任なので、こちらが改善内容の提案やそれの根拠となる裏づけ資料を用意しても、話が通じず無視されると言ったことを経験しました。というわけで世の中こんなものかと・・・半ば諦めて割り切って生きようと思ったこともありました。でも、それだと仕事だったり人生もうまくいくはずがないと同時に思いました。ちょうどそれと同じタイミングで新しいプロジェクトが始まりました。私は何者にも負けない、どんなことも前向きに捉えみんなを引っ張っていき強行突破していく鋼鉄の心を作っていこうと決めたのでした。
強いことを作るために、まずは物事に対して積極的に取り組みました。そのため最初はけっこう頑張れました。自分が積極的に動くことで自他部門の協力を得やすくなり、不具合も解決しやすくまりました。またその姿勢がチーム内でのよいムードを作ることができました。しかしそれはプロジェクト中盤まででした。物事に対して積極的に取り組んだはいいものの、段々と自分のキャパを超えて捌ききれなくなってしまいました。また本当は恒久対策で対応したい不具合があった場合も、その担当部門が対策を取ることをギブアップし、私の部門で暫定対策をしそれがそのまま恒久対策になったしまったりと・・・、本当はその担当部門に恒久対策をやらせたかったのですが、納期の問題や上司と話した結果そうせざるを得ないといけなく、半ば割り切った状態でそれをやったのでした・・・。そしてプロジェクトの途中で他のプロジェクトに移動となってしまいました。不具合の何個かは途中までしか対応できずに、尻切れトンボとなってしまい、なんだかとても申し訳なく残念な気持ちになりました・・・。
ここで私の失敗を振り返ると鋼鉄の心=弱音を吐かないで全部一人で遂行する、自分の強い意志のもと断固として目的を達成することかと思っていました。ここで私は弱音を吐きたいけど吐かなかったり、自分が疲弊していて何がなんでも断固として目的を達成しようとすると自分が知らぬ間に疲弊し、いろんなことが回らなくなり、いろんなことが嫌になってしまいました。そのため心身ともに回復するのにかな時間を要したのでした・・・。
□立ち直りのはやい心の作り方とは?楽しいことも、辛いことも全部感じよう!!
さてここでは立ち直りのはやい心の作り方について書いていこうと思います。やることはシンプルです。立ち直りのはやいこころの作り方は仕事や日々の生活で発生している楽しいことや辛いことを抑圧せずに感じることです。
まずは辛いことで、辛いことを感じことはやっぱりしんどい、自分が情けなくなったりして、あまり感じたくないと思います。しかしそれは逆で辛いことを感じなかったり、無視したりすると、それが蓄積してボディーブローのように効き悪影響をもたらします。そのため、自分が今この瞬間辛いのなら、それを自分自身でまずは認めましょう。そして慣れてきたらその辛さを感じてみましょう。いくらか楽になると思います。
そしてそれと同時に楽しいこともしっかり感じていきましょう。これ簡単そうに見えて意外と抜けていたりします。私の場合ですが、私がとある設備の不具合対策のトライをしている時です。何種類かのトライを行いいろいろな検証結果が出てきて、いよいよ不具合の真の原因が分かりそうになり、ワクワク楽しい気持ちでいる時に、周りの関係者の人たちが「まだやってんのかよ!!」とイライラしながら言われてしまい、思わずこの楽しい気持ちが興醒めしてしまったことがありました。そうなんです、楽しい気持ちも意識して感じていないと、外部のノイズで興醒めして、自分の中の楽しい気持ちを抑圧してしまうことがるのです。
この楽しいことと辛いことの両方を感じることで、まず辛いことがあっても、いつまでもその辛さ後を引きにくくなります。また同時にその辛さのなかに、自分が楽しめる要素を見つけやすくなります。私の実例でお話すると、とある試作品のある作業がなかなかうまくいかずに凹みもう無理かと思→そんななか自分の知的好奇心でちょっと変わったトライがやってみたいと思う→トライをやってみていい感じになるので、これをもっとやってみたくなる→これでいい感じなところまで行ったけど、最後の爪の甘さが出て凹む→ちょっとどうしような悩みつつ「そういえば、お客さんこんなこと言っていたよなぁ〜」と私の知的好奇心がまた別のことを試したくなる・・・、のようにいろんなことがやりたくなります。
で、立ち直りがはやくばっていろんなことをやったりすると、それが単なる失敗ではなく、それがノウハウだったりデータベースのなるのです。よく言われる「成功するまでやるんだ!!成功するまでやれば失敗ではない!!」という方もいますが、根性論的にそうやるのではなく、立ち直りのはやい心を得ることで戦略的に総当たり的に物事に取り組みやすくなるので、失敗が失敗でなくなる、それが生きたデータに変わるのです!!
□最後に
みなさんに対して実際にやってみないとわからない部分があるのが正直なところですが、私の場合はヒーリングを受けたことで、立ち直りがはやくなりました。ヒーリングを受けることで私の中にあったバーストラウマ・インナーチャイルド起因の潜在的な怖れが減少しました。そのため辛いことがあってそれを感じても「ああっ、おれはなんてダメなんだ・・・」みたいな罪悪感を感じる機会が減ったり、楽しいことがあっても「ここで楽しさ全開にしたら、ニヤニヤした変なやつだと周りから揶揄われる」のように楽しいことを抑圧する機会が減りました。
私の場合ですが、ヒーリングでバーストラウマ・インナーチャイルドを減少させ、潜在的な怖れを減少させる→そうこと自分の中の辛さに向き合えたり、楽しさを抑圧しなくなったなどの感情の取り扱いがやりやすくなった→結果として立ち直りのはやい心をつくることができた、と思われます。
おそらくこのコラムを読んでいるみなさんは、やる気はあるけど悩んでいると思います!!うまくいっている部分はいいのですが、結果の出ていない自分に対してはちょっと厳しい面もあるかもしれません。なので、ここでちょっと自分の辛い部分を受け入れて、楽しさを抑圧することを手放して、立ち直りのはやい心を手に入れてみてはいかがでしょうか?