能力発揮のコツ その9:自分の感覚を信じて理論構築し、未知のことに挑み、過去と今の自分を統合する

こんばんは、能力発揮.com 代表の後藤友馬です。

先日の音声配信「自分なりの理論構築をしてみる」で語ったことについてコラムを書いていこうと思います。能力発揮する上で未知のことに挑むことは避けて通れないと思っています。この理由としては未知のことに挑むことは、過去から現在までの自分の経験を総動員して挑んでいくものだと思います。こうすることで、過去自分がやってきた経験が今に活き、過去の自分と今の自分が統合されていきます。そのため未知の領域に挑むと言うことは、スキルや経験が身につくと同時に、過去と今の自分が統合されて、より自分らしく能力が発揮できるチャンスだと思っています

・・・とはいうもの、やはり未知の領域に挑むことは抵抗があったり、そもそも未知の領域にどうやって挑むのかがわからなくてどうしよう・・・みたいな感じになるとも思っています。

そこで重要になってくるのが「自分なりの理論構築」だと思っています。「自分なりの理論構築」ができると、いろいろと現実的なアイディアが出てきたり、いろんなことををやりたくなったり、その結果自分の持ち味を活かした状態で能力発揮できると考えています。というわけでこのコラムは下記のトピックについて書いていこうと思います。

今回のトピック

  • なぜ未知の領域に挑む際に自分なりの理論構築が必要なのか?
  • 自分なりの理論構築はどうやるのか?自分の感覚で描いた絵に数値や説明文を記入していく。
  • 未知の領域に挑んで過去の自分と今の自分が統合させて、楽しく能力発揮する。

□なぜ未知の領域に挑む際に自分なりの理論構築が必要なのか?

なぜ未知の領域に挑む際に自分なりの理論構築が必要なのか?それは過去の自分と今の自分を統合するためです。過去の自分と今の自分が統合されることで、今までの自分の人生に自信が持てたりして、自己肯定が上がります。自己肯定が上がることで、自分の身を削りながら気合いと根性で頑張る能力発揮から、自分の知的好奇心のままに楽しく能力発揮できるようになっていきます。

そこで大事になってくるのが「自分なりの理論構築」です。「自分なりの理論構築」をすることで「やったことないけど、おそらくできそう」と楽しく未知のことに挑めたり、「こればっかりはやってみないとわからない」と踏ん切りがついて、例えやってみて失敗したとしてもそれがただの失敗ではなく、1つの経験として受け入れやすくなり、次のアクションを助けてくれる材料にもなります。

この「自分なりの理論構築」を積み重ねることで、自分主体で楽しく物事に取り組め、例え失敗してもそれが確実に自分の骨身に染み込み自分の処理能力が上がります。そして結果的に未知の物事に挑む際も自分主体で他人をいい感じで巻き込めて、楽しく能力発揮できるようになります。

□自分なりの理論構築はどうやるのか?自分の感覚で描いた絵に数値や説明文をいれていく

さてここでは自分なりの理論構築のやり方を書いていこうと思います。ここで大事なのは頭を使った思考的なやり方ではなく、自分の感覚を主に使います。大まかな流れですが、ある物事に対して自分の直感・感覚をキャッチする→その直感・感覚をできる範囲で細かく分解する→その細かくなった直感・感覚をさらに見たり、感じたりする→その細かくなった直感・感覚に数値や説明文wを入れていく!!・・・って、よくわからないですよね・・・。というわけでこれに関しては私の経験をもとに書いていこうと思います。

これは前職で生産設備の仕様を決めている時のことです。私が仕様を決める時は、頭の中で感覚的に対象の工程をイメージします。例えば、その工程にはどのような設備があるか、どのような部品を組み付けるのか、人間はどのように動くのか、などをイメージします。ある程度イメージが固まったら、一気に仕様書を書いていくような感じです。

その後、会社の上司や同僚にその仕様について説明するのですが、上司たちは思考的に、そして論理的になぜその仕様になったのかという説明を求めてきます。私も感覚的にやりつつも、細かい数値は論理的に決めたつもりです。しかし思考ベースの論理派は上司たちと、感覚ベースだけど理論も使っている私とではそもそも話が噛み合わないので、仕様自体はいいけど、説明が気に入らないからダメみたいなことが何度かありました。

ここで自分なりの理論構築の出番です。この話を聞いていると思考ベースの論理派の上司たちに合わせて、思考的に考えるかと言うとそうではありません。自分の感覚をより細かくみて、それを表現するイメージです。私の設備の仕様検討の場合は、先ほども述べたように、対象となる工程の設備や、組み付ける部品や、人間の動きをもとに感覚的に大まかな数値や仕様を決めます。その後その感覚をより細かくみていきます。その細かくみた感覚をもとに詳細な数値や仕様を決めました。イメージで言うと自分が感覚で描いた絵に数値や説明文を記入していくイメージです。

要は自分の感覚が主で、その状態で頭を少し使うイメージです。自分の感覚を主でやるメリットとして、自己一致した状態で頭が使えます。ここで思考が主になると、しっくりこなかったり、混乱して自分は何がやりたいのだろう状態になったりします。ただ感覚だけだと細かい部分で抜け落ちがあるので、その時始めて思考で考えるイメージです。

というわけで、自分なりの理論構築のやり方をまとめると下記のようになります。

  1. 感覚で大枠を捉える。
  2. 1だけで自分が口頭で説明できそうかを確認する。
  3. 2ができそうにない場合は、1の感覚をより細かくみていく。
  4. 3でみたより細かくみた感覚に数値や説明文などを追加していく。

次はこれと能力発揮の関係性について書いていこうと思います。

□未知の領域に挑んで過去の自分と現在の自分が統合させて、楽しく能力発揮する。

前の項で書いた自分なりの理論構築ができると、だんだんと自分の感覚を信頼できるようになります。自分の感覚を信頼できるようになると自己肯定が高まります。そして自己肯定が高まると、自分をすり減らす頑張る能力発揮ではなく、時には凹むこともあるけど、楽しく自分の持ち味を活かした能力発揮をしやすくなります。ここでタイトルにもある「未知の領域」に挑むことで、それがやりやすくなります。

私の事例で話すと、私は大学院を卒業して10数年間は自動車業界の生産技術・製造技術領域で働いていました。しかし数年前に年収を上げるために、3Dプリンターを扱ったことがないけど、未知の領域である3Dプリンター業界に転職しました。転職し未知の領域に挑んだ当初は、自動車業界では当たり前だった不具合要因の分析や改善活動などが3Dプリンター業界ではできていなかったり、逆に自動車業界の慎重に細かく検証してからアクションを起こすこという動きが、3Dプリンター業界ではものすごく足を引っ張ったりと、けっこう戸惑いが多かったです。

しかし自分の感覚を信じて、いろいろやってみました。そうすると頭で考える前に身体が先に動いしまいました。感覚が主で動いているので、抜け漏れもありました。しかしそこはちょっと思考を使うだけで、身体は動きながらも、思考で抜け漏れをカバーできました。例えばボルトを締結作業をしているときに、自分なりの理論構築をやっていました。このような状態になると、いろいろなものごとがテキパキと進められました。

その後自分のやってことが自分のチームや、他のチームの役に立って喜ばれたときに「ああっ、自動車業界で働いていてよかった!!」や「ああっ、金型屋の息子に生まれてよかった」など、自分の今まで歩んできた人生に自信と喜びを感じれるようになりました。このとき過去の自分と今の自分が統合起きました。

このプロセスをまとめると

  1. 未知の領域に挑む。
  2. 1の初期段階では、いろいろ葛藤や問題が出るが、自分の感覚を信頼して自分なりの理論構築をやってみる。
  3. 2ができてくると頭が動く前に身体が先に動きつつも、思考は使えているので物事がサクサク進む。
  4. 3で結果が出ると、うまく行ったときなどに、自分の今までの人生に喜びを感じれるようになる
  5. 4のときに過去の自分と今の自分との統合が起こる
  6. 5が積み重なると、だんだんと自分が得意なことや、チャレンジしたいことにおいて、楽しく能力発揮できるようになる。

というわけで、ちょっと不安はあるかもしれないけど、自分の感覚を信じて未知の領域に飛び込んでみましょう!!

□最後に

みなさんについては実際やってみないとわからないのが正直なところですが、私の場合は自分なりの理論構築をする上でヒーリングを受けたことがとても大きかったと思います。

なぜか?ここでポイントとなるのが「自分の感覚を信頼する」です。私はヒーリングを受けてバーストラウマとインナーチャイルドが減少したことで、「失敗したら、すごく大変な目にあう・・・」という過度な心配や「こんなことやって、他人に変な風に思われたらどうしよう・・・」という他者の視線を気にする傾向がかなり減りました。

私の場合は、バーストラウマとインナーチャイルドの減少が、自分の感覚を信頼することに繋がっているのだと思います。自分感覚を信頼することで、頭が動く前に身体が動いて、ノリノリで能力発揮ができたり、例え他人に反対意見を言われても自分の感覚を信頼して、自分の想いを論理的に言語化すれば、他人も納得してくれて、自分がやりたいことで能力発揮できるようになったと思います。

それでは、自分の感覚を信頼して未知の領域に飛び込み、過去の自分と今の自分を統合して、楽しく能力発揮していきましょう!!

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