能力発揮のコツ その6:父親関係のインナーチャイルドを減少させる

こんばんは、能力発揮.com代表の後藤です。

先日のStand FMにて私の父親について語りました。今回のブログでは、音声配信では語れなかった私が父親のインナーチャイルドを減少させて、能力発揮できるようになった過程を書いていこうと思います。

私の場合ですと、父親関係のインナーチャイルドを減少させ、父親から受け継いだ才能・能力をちゃんと認識し受け取り直したことで、生き方が変わったと思います。

ですので、この内容がみなさんの能力発揮に参考になれば嬉しく思います。

◻︎父の会社を継ぐことばかり考え、能力発揮できなかった高校時代

私が父の会社をつぐことを意識し、能力発揮しにくくなったのを初めて認識したのは高校生の時でした。

高校生のとき私はゴルフ部の入部しました。私は高校生からゴルフを始めたのですが、私以外の同級生はみんなプロゴルファーを目指している人たちばかりでした。そして実際に卒業後にプロゴルファーになった方も何人もいるくらいの本気の部活でした。そんな部活だったので、私も部活を引退するまでは、勉強そっちのけで期末テストも赤点ギリギリな感じで、夜遅くまで部活に打ち込んでおりました。

そして高校2年生になったあたりからなんとなく「やばい全国大会に行ったらプロゴルファーになる流れに乗ってしまい、父親の会社を継げなくなる」と思うようになったです。今考えるとゴルフの全国大会に行くのと、父親の会社を継ぐことは全く関係のないことなのですが、当時はなぜかそう思ってしまったのです。

そんなわけで、練習はけっこうやっていた方なのですが、無意識のうちにある一定レベル以上に上達しないように自分の力をセーブしていたように思えます。今でも覚えている象徴的な出来事として、高校3年生の夏の時の出来事があります。その時は今までにないくらい絶好調で、130yard以内ならベタベタピンによる感じでした。しかし関東大会2週間前に家族と食事に行った際に、肉を食べ過ぎてしまいました。そして次の日の部活中にいつものように身体が動かなくなってしまいショットの精度も落ちてしまいました。そんな状態で関東大会に出場したため、自分の実力を十分に発揮できずに関東大会で予選落ちとなり全国大会に行くことができませんでした。

今思うと、「やばい全国大会に行ったらプロゴルファーになる流れに乗ってしまい、父親の会社を継げなくなる」という誤った認識のせいで、無意識のうちに予選落ちするように自分の力をセーブしてしまった出来事だと思いました。

◻︎就職も父親の会社を継ぐことを念頭に入れつつ、自己否定的に選んでしまった

その後大学と大学院に進学した後に、父の会社を継ぐにあたり将来有利になりそうだったり、実家に戻った際に故郷に錦を飾るじゃないけど、箔が付くような企業を選ぶような就活をしました。それと同時にどの職種で就活しようかも決めて就活をしました。私は理系の大学に通っていました。当時理系の学生は大体が研究・開発・設計あたりの職種を狙って就活をするのですが、私が選んだ狙った職種は生産技術でした。

なぜ生産技術を選んだのか?私の父の会社では射出成形用の金型の製造を行っていました。そのためこれまた父の会社を継ぐ上で役立ちそうだと思い生産技術職を選んだのですが・・・。実は違いました。

本当は研究・開発・設計に興味があり、そっちでもいいかなと思ったのですが、そこで出たのが「自分にはできない、自分には新たに商品をを開発したり、設計したりなんかできない!!」そんな想いが隠れていました・・・。というわけでこの生産技術という仕事を自己否定的に選んでしまいました。

そして入社してからは、金型とは全く関係ない部署で製造技術と生産技術で計6年くらい働きました。そこで感じたことは、結局開発部門や設計部門が変な物を作ると、製造技術や生産技術などの現場系の部門が困るということです。今自分の困っている不具合を、次の製品ではそうならないように仕様を織り込んでいきたいという想いが日々強くなりました。しかし同時に、今の会社ではおそらくそれができないとも思いました。

このほかにいろいろ絶望したことが多々あったので、その会社で6年ちょっと働いた後に逃げるように実家に戻ったのでした。

◻︎父親関係のヒーリングインナーチャイルドを解消する

実家に戻り父の会社で働けば、もっと自分のやりたいように仕事ができると想い働き出したのですが、現実は甘くなかったです。前の会社で金型には全く関わっていなかったので、最初は研修から始まりました。早く自分でバリバリ動けるようにしないとと焦るあまり作業中にミスをしてしまいました。

また一番イライラしたのは父があまり会社に行かないことです。私の父は会社の社長でしたが、会社に行くのは午前中だけで、午後は帰宅しいつもテレビを見て働いていませんでした。それは会社の売り上げがよくない時もです。

そんな父に「この人はもうダメだ・・・、このままじゃやばい!!」と思い、父を見限るようになりました。その頃からいろんなセミナーに参加するようになりました。自分の人生をどうにかしたい、父の会社を継がずに、もっと自分らしく生きたい!!そんな想いを抱きながら、短期間でいろいろなセミナーを受けました。しかしどのセミナーも結局は根性論的なものが多く、これらを使って自分の結果に繋げることができませんでした。そんな時に出会ったのがヒーリングでした。

ヒーリングを受けてからはなんとなく父の会社を継がなくても別にいいんじゃないか?と思えるようになりました。また父に対しての過剰な怖れも減少しました。

◻︎父に対する嫌な感情をしっかり感じ、父から受け継いだ才能に気づく

ヒーリングを受けてからやったことは父に対する怒りなどの感情を認識し、しっかり感じることをやりました。この感情をしっかり感じることで、現在から過去に至るまで自分の中に蔚積していた父親に対する感情がだんだんと減少していきました。この感情が減っていくとどうなるかというと投影が減ります。投影とは、例えば父親にある行動をされて、嫌な想いや感情が出てきたとします。これと同じ行動を他人にされた場合、他人の行動に対して出た想いや感情に加えて、過去父親にある行動をされた際に出てきた想いや感情と紐付けされてしまい、2重の苦しみを味わう現象です。

そのため父親に対する鬱積した嫌な感情をしっかり感じることで、この紐付けが弱くなり、他人に嫌な行動をされても、前よりダメージが少なくなります。そしてダメージが軽減されることで、心に余裕が生まれ、日常的な不安が減少したりや、自分の本音と繋がりやすくなり、自分のやりたいことや、自分の能力を発揮する方向にいきやすくなるのです。

というわけでしばらく父親に対する親な感情をしっかり感じるを続けたのでした。

そしてしばらくしてお金に関する通信講座を受けました。その時の課題に「今の仕事で父親から受け継いだものは何か?」という課題が出されました。そこで父親から受け継いだ才能・能力をしみじみと感じることができたのです。

当時私は自動車メーカーで生産設備の検討をしていました。私は3D CADなどのデジタルツールを積極的に取り入れ検討をして所属部門の方々から喜ばれました。なぜかというと当時所属では、けっこうアナログな感じで仕事をしており、デジタルツールを使うのに抵抗がある人が多く、それを使える人が少なかったからです。そんなわけで私はデジタルツールを駆使していろいろ検討をしたわけですが、かと言って私がバリバリのデジタル人間ていうわけでもなく、アナログなこともやっていました。例えば生産設備の作業性を確認をするために、ゴミ捨て場から段ボールを拾って3D CADで書いた設備の一部を段ボールで作成して、その段ボールで作ったパーツを使って、みんなでその設備の作業性の確認するということもやっていました。というわけで、私はデジタルも面白いけど、やっぱりアナログもいいよね!!という人間なのです。

アナログ的なことが好きなのは父も含め先祖代々ものづくりの会社をやっていたことが、私にいい感じに引き継がれたのだと思います。しかし私がデジタルツールを使用することに抵抗がないのはおそらく父の影響だと思います。父は金型の工場を経営しておりました。金型の製作は職人の手仕事は非常に重要だと言われております。しかし父親は数値に基づいた金型作りを目指しておりました。中小企業なのに当時の価格で3000万円くらいする精密測定装置を導入したりと、当時の金型業界の中ではかなり先をいく考え方をしていたと思います。

父は私が中学生くらいになると、私の仕事に関するの話をしてくれました。そのため子供の時からデジタルツールや最先端の機械の優位性や、数値に基づくものづくりをする重要性が潜在的に骨に身に染み込んでいるのだと思います。

◻︎インナーチャイルドが減少したら、自分で得意でやりたかったことが徐々にできるようになった

さて話を現在に戻ります。私の現在の職業はセールスエンジニアです。セールスエンジニアというと自分で図面を引いて、自分の設計した製品が世に出る喜びや、自分が設計・検討した設備が実際に動いて、ものをつくっているときの喜びが得られないのでは?と思うかもしれません。しかし実際は逆で、業務の幅がかなり広がり、自分の持ち味を活かせてかなりいいとなりました。

まずはお客さんと直で話せるので、お客さんの課題に対していろいろな提案ができ、それでお客さんが喜んでくれるのがとても嬉しいです。またセールスエンジニアの前は生産技術として働いていたこともかなり良い影響を与えています。私の会社は3Dプリンターを売っているのですが、お客さんが欲しいのは3Dプリンターではなく、生産工程です。なので新製品が出た場合は、どのような検証をしてお客さんに提案すればお客さんが安心して導入できるかや、3Dプリント以外でどのようなプロセスを提案すればお客さんが3Dプリンター導入後もスムースに使って頂けるかなど、製品を売るのではなく、工程を売るという考えた方でお客さんに提案できていると思っています。

また父の影響でデジタルツールを抵抗なく使えることで、お客さんが欲しい製品に対して、コンセプトだけ教えてもらって、私がその製品を作っちゃたりもしています。私が図面を引くのはもちろん、簡単ではありますが、秋葉原で部品を調達し簡単な電気回路の設計などもやっております。同僚からは「それ後藤さんの仕事ですか・・・そんなの客にやらせればいいのに・・・」みたいに言われることもありますが、私は楽しんでやっているので問題なりません。この年になってもいろいろ学べるのでものづくりはいいですね〜。

さて、みなさんがヒーリングを受けてどうなるかは知りませんが、私はヒーリングを受けて、父に対するインナーチャイルドを減らしたことで、業界や職種が変わっても自分が今ままで積み重ねてきた能力をちゃんと生かし楽しく仕事をしております。やはりヒーリングを受けることと父親のインナーチャイルドを減らすことは重要だと思いました。

◻︎インナーチャイルドを減少させることと、自然なガッツが能力発揮のコツ

インナーチャイルドを減らすとで自分で自分のことを追い詰めることが少なくなります。例えば客観的にみて問題ないのに「このままでいいんだろうか?」「もっと頑張らなければならない」「今までの積み重ねが全て無駄になる」などです。はたして本当にそうでしょうか?

インナーチャイルドを減らすとこのような雑音も減っていきます。そうすることで自分の得意なこと、自分のやりたいことに注力できるようになり、その結果自分の作りたい現実を作りやすくなると思います。

で、いきなり出てきた「自然なガッツ」これは自然と継続してしまう力のことです。これは私が体験したことなのですが、とある中長期的な仕事で、成果を出すのに結構時間がかかりそうで、私はたくさんの検証をしつつうまくいったり、そうでなかったりといった仕事をしていた時のことです。私は「うまくいかない、どうしよう・・・」と頭を抱えつつも、新たな発見もあり失敗もありつつそれなりに楽しんでいたのです。しかしそれをみた後輩が「後藤さんは、心が強いですね!!僕だったらすでに心折れてます・・・」と言ってきたのです。たしかに後輩からしたら、その仕事の詳細を知らない面もありそのように捉えてもしょうがない面もあります。でも私としては「えっ、そうなの!!!」という感じで逆にびっくりしました。周りからは頑張っているように見えて、当の本人は苦戦しつつもけっこう楽しんでやっている、これが自然なガッツだと思います。

これをやってみなさんがうまくいくかは不明ですが、私が思うに、ヒーリングを受ける→父親のインナーチャイルドを減らす→自然なガッツを手にいてる、の手順が能力発揮にする上で重要なプロセスだと思いました。

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