能力発揮のコツ その4:仕事をする上で嫌な人、苦手な人、怖い人とどう付き合うか?
こんにちは、能力発揮.com代表の後藤です。
仕事をする上で、おそらく自分以外の人間と関わると思います。そこで良い同僚や良い上司や良お客さんと関われれば、とても楽しく仕事ができ、自分の能力も十分に発揮できると思います。
しかし会社勤めをしていると周囲に1人ないし数人くらいは嫌な人、苦手な人、怖い人がいるのではないかと思います。この人達と変に関わるとその人のペースに巻き込まれ、自分の能力を発揮できずにストレスが溜まり悶々としてしまうのではないかと思います。
ですが、この人たちといいい感じに距離をとることで、その人達の影響をあまり受けずに、自分の能力を発揮し、楽しく仕事ができるのではないかと思います。
そこで今回は私の経験をもとに、仕事をする上で嫌な人、苦手な人、怖い人とどうやったらいい感じに距離を保って、自分の能力をフルに発揮できるようになるかを書いていこうと思います。
□怒りをパワーに変えて仕事をしたが、うまくいかなかった
大学院を卒業し、新卒で社会人になったときの後藤は、嫌な人、苦手な人、怖い人と仕事をしたときは、怒りを原動力に仕事をしていたように思います。自分の思った通りに動いてくれない人に対しての怒り、そして思ったようにできない自分に対する怒りでした。このときは怒ったり、怒ってピリピリした感じを出すことで、なんだかものすごく集中して仕事ができているような気がしたのです。
しかし社会人5年目で仕事で大失敗をした時に気づいたのです「怒っていても成果が出ない、おれ変わらないとやばい!!」と。これに気づいてから、私は怒らないうようにしました。何か仕事でトラブっても前向きに捉え、怒らないで冷静に対処するようにしました。
ところがうまくはいきませんでした。
私は当時チームのサブリーダー的な立場にいました。メンバーはみんな還暦間近の人達でした。そのメンバーの方々は口が動く割には、行動が伴っていなく、私の思ったように動いてくれないどころか後々知ったのですが、その仕事をする上での基本的な能力もない状態でした。
その方々とは怒らないようにして、辛抱強くコミュニケーションを取ったのですが、とうとう怒りが限界に達してしまいました。その後、他部署の方が私の失敗を笑ったのをきっかけに「何笑ってんだ、おまえ!!」と半ば八つ当たり気味にブチ切れてしまったのでした。
□感情を感じる大切さを知る
その出来事から数ヶ月後に、私は実家の家業を継ぐため地元に戻りました。しかし、そこで待っていた現実は自分が思っていた現実とは違ったのでした。そして私は「これから先の人生どうしよう・・・」と思うようになってしまいました。
そんなとき1冊の本に出会いました。知人に勧められたその本には感情について書いてありました。この本によると「感情はちゃんと感じないといけない」と書いてあったのです。感情を感じないで勢いだけでいくと感情が溜まっていつか爆発するそうです。これを知った時には人生の中で1、2を争うくらいの衝撃を受けました。
それ以降、私はヒーリングを受けつつ感情についての勉強を始めたのでした。
□実践1:自分が「嫌だ、面倒臭い、怖い」などと思っていることを認識する
さてここから実践です。まずは自分が「嫌だ、面倒臭い、怖い」と思ったら、そのことを認識します。これだけでOKです。
私はどんな感じで会社で実践したかというと、怖くて威圧してくる上司の対応をする時に行いました。例えば、仕事の進捗を報告する前はやたら「説教されたらどうしよう・・・」とか、仕事で問題が発生し、順調に進んでいない場合は「やばい、このままだと終わらない・・・」などいろいろな感情が出ました。まずはこのような感情を感じている自分を認識するだけでOKです。
どんなにつまらない感情でもいいので、とにかく認識しましょう!!私のケースを話すと、当時30代半ばでした。しかし、仕事が予定通りに進まなく、上司に怒られた時は「もう30代半ばなのに、こんなことで怒られるなんて・・・新入社員みたいで情けない・・・」という感情も出ました。が、これとにかく認識しました。
出てきた感情を認識するだけでも、ふと冷静になれて、その人のペースに巻き込まれにくくなりました。
□実践2:実践1をやった際に発生した感情を感じる
次は実践1で出てきた感情を感じます。本当に感じるだけでOKです。
ベストな感じ方は落ち着いた空間に移動し、目を瞑って自分がスッキリするまで感情を感じることなのですが、会社で仕事している最終はこれがほぼできないと思います。
そこで私が実際にやった方法は、設備検討中になかなか仕様が決まらず悩んだふりをして感情を感じていました。体勢は頭を抱えて悩んでいるのですが、心の中では「あの上司ムカつくなぁ〜」や「あなたのそのアナログなやり方じゃ仕事が進まない!!」や「ああっ、早く帰りたい・・・」などいろいろ感じました。
そしてそのまま5分くらい感情を感じているといつの間にかスッキリするのでした。
□実践3:効果確認をする
さて、しばらく感情を感じてスッキリするということを続けて時が流れました。ある日怖くて威圧してくる上司が突然私にだけに優しく接してくるのです。また私自身もその上司に対して、時に臆するころなく先手を打って会話できるようになっていました。
例えば
怖くて威圧してくる上司「後藤さん、これ明日までにやっといて」
後藤「これ明日の何時までにやってくればいいですか?」
怖くて威圧してくる上司「あっそれ今聞いちゃう・・・、何時ごろできそう?」
後藤「15:00でいいですかね!?」
怖くて威圧してくる上司「おおっ、さすがだね。それで頼むよ」
のような感じで、怖くて威圧してくる上司の行動パターンを把握しつつ、わりかし普通にコミュニケーションをとることができるようになりました。
感情を感じてスッキリし続けると、その感情が発生した似たような状況が発生しても、特に頑張ることなく、そしてストレスも少なめで普通に動きやすくなります。
この感情を感じてスッキリし、特定の状況下で今まで発生していた感情が発生しなくなった、もしくは減少したことを認識する。これを一通り認識することでアンカリングとなり、俗にいう感情的に安定した状態になるのです。
□まとめ
みなさんがどうなるかは知りませんが、私はヒーリングを受けてから自分の感情をコントロールしやすくなったと思います。私が受けたヒーリングはバーストラウマとインナーチャイルドが減少します。バーストラウマとインナーチャイルドが多い状態で感情が発生すると、バーストラウマとインナーチャイルドによって感情が悪い方向に増幅されます。
例えば恐怖レベル1の感情がバーストラウマやインナーチャイルドによって恐怖レベルが2や3にな増幅されたりするのです。そのため、嫌な人、面倒な人、怖い人とうまいこと付き合った自分の能力を発揮するには、このバーストラウマとインナーチャイルドを減らすことが重要だと感じております。
というわけで、まずは「あいつ面倒くせなぁ!!」などの想いをしっかり感じて、面倒臭いやつらの影響を受けない自分になっていきましょう!!